「Click to Chat – HoliThemes」を利用しているサイトで、突然「現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません。」という表示が出てサイトが見られなくなることがあります。これは主に、WordPressのプラグイン更新が正常に完了せず、処理が途中でストップしてしまった場合に起こる現象です。

WordPress.orgの更新履歴には、バージョン4.45にて「アーカイブページのタイトルとURLにおけるHTMLマークアップの問題を修正した」と記載があります。しかし、プラグイン更新中に通信が不安定になると、WordPressは自動的に「メンテナンスモード」という状態のまま画面を固定してしまいます。

まずは落ち着いて、以下の手順で現在の状況を確認してください。

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1. まず試すこと:数分待って再読み込み

更新直後であれば、サーバー側でまだバックグラウンドの処理が動いている可能性があります。まずは5分から10分ほど待ち、ブラウザの再読み込みボタン(更新ボタン)を押してください。これだけで表示が消え、サイトが復旧することもあります。

2. それでも直らない場合:.maintenanceファイルの削除

時間が経ってもエラーが消えない場合は、サーバー上に残った「メンテナンス中であることを示す目印」を削除する必要があります。ここでは、多くの利用者が使っている「さくらのレンタルサーバ」のファイルマネージャーを使った操作方法を解説します。

作業前には、必ずサーバー全体のバックアップを取得してください。

  1. サーバーコントロールパネルへログインし、「ファイルマネージャー」を開きます(メールアドレスではなく初期ドメインでログインしてください)。
  2. 「www」フォルダの下にある、WordPressをインストールしたフォルダを開きます。
  3. ファイルの一覧の中に「.maintenance」というファイルがないか探します。
  4. そのファイルをクリックして選択し、上部メニューの「操作」から「削除」を選びます(右クリックして「削除」を選んでも構いません)。
  5. 確認画面が表示されたら「OK」をクリックしてください。

※ほかのレンタルサーバーやFTPソフトをご利用の場合は、各社のマニュアルで同様の操作を確認してください。

3. 更新をやり直す

.maintenanceファイルを削除するとサイトが表示されるようになります。その後、WordPressの管理画面にログインし、プラグイン一覧から「Click to Chat」の更新を再度実行してください。なお、最新版(4.45)を適用する際は、WordPress 6.5以上、PHP 5.6以上の環境が必要です。

なぜ更新が必要なのか:最新情報の確認

今回の更新が重要な理由として、NVD(2026年10月14日公表)によると、バージョン4.44までのClick to Chatには、認証不要で攻撃者が任意のショートコードを実行できる脆弱性(CVE-2026-92097)が存在することが報告されています。この脆弱性の深刻度はCVSSで「9.1(最高は10)」と非常に高いため、放置は危険です。

有効インストール数が60万を超えるこのプラグインを安全に使い続けるために、必ず最新の4.45以降へアップデートしてください。もし管理画面からうまく更新できない場合は、WordPress.orgのプラグインページから詳細な情報や最新の仕様を確認することをお勧めします。

出典・参考

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