WordPress 7.1.4への更新後に「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示され、サイトが表示されなくなったという相談を多くいただきます。WordPress.org(2026年10月29日公表)によると、今回のバージョンはセキュリティを強化する重要な更新とされています。しかし、お使いのテーマやプラグインが最新の本体環境に対応できていない場合、PHPのプログラムが途中で止まり、このメッセージが表示されます。

焦らず、以下の手順で原因の切り分けと復旧を行いましょう。

作業の前に必ずバックアップを

作業を開始する前に、今のサイトのファイルとデータベースをバックアップしてください。万が一操作を誤っても元の状態に戻せるようにしておくことが、トラブル解決の鉄則です。

1. 管理画面にアクセスできる場合

まずは、管理者に届いているはずのメールを確認します。WordPressはエラーが発生した際、詳細な原因をメールで通知する仕組みを持っています。リカバリーモードへのリンクが含まれている場合は、そこからログインして、エラーのきっかけとなっているプラグインを停止してください。

2. 管理画面が開けない場合

管理画面にも入れない場合は、サーバーの管理画面から一時的に対応を行います。WordPress本体の更新直後にエラーが出た場合、サーバーの管理画面でPHPのバージョンを以前のものに一時的に戻すことで、サイトの表示が復旧することがあります。その後、問題を引き起こしているプラグインを更新するか、代替のものに切り替えてから、改めてPHPのバージョンを上げてください。

3. FTPソフトで原因のプラグインを止める

それでも解決しない場合は、FTPソフト「WinSCP」を使用して、サーバーに直接アクセスしてプラグインを停止させます。さくらのレンタルサーバをご利用の場合、以下の手順で行います(出典:さくらのレンタルサーバ ヘルプ「WinSCPを利用したい」)。

  1. WinSCPを起動し、転送プロトコルを「FTP(明示的なTLS/SSL、ポート21)」か「SFTP(ポート22)」に設定します。
  2. 契約時に届いた「ログイン情報と仮登録完了のお知らせ」メールを参照してホスト名とユーザー名を入力し、接続します。
  3. 右側の画面で「www」フォルダの中にあるWordPressインストールディレクトリを開き、「wp-content/plugins」フォルダまで進みます。
  4. エラーの原因と思われるプラグインのフォルダを右クリックし、F2キーを押して名前を変更します(例:フォルダ名の後ろに「-off」を付ける)。これで強制的にプラグインが停止されます。

エラーを出さないための運用

以前、自分でPHP更新を行い、古いテーマが対応できずにお手上げとなった旅行会社のサイトを担当したことがあります。この際は、事前の検証とバックアップを徹底し、テーマの調整を行うことで無事に解決しました。また、整体院のサイトでは、脆弱性対策のニュースを見た直後に慌てて操作するのではなく、まずはサーバー会社の対応状況を確認し、検証環境で問題がないことを確かめてから作業を進めました。

何か不明な点がある場合は、推測で操作を進めず、必ず各製品の公式情報で最新の仕様を確認してください。落ち着いて一つひとつ確認すれば、エラーは解決できます。

出典・参考

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