WordPressサイトで突然「画面が真っ白になって何も表示されない」という状態になると、大変焦るかと思います。これはPHPのエラーで処理が停止している際に起こる現象です。特にプラグインの更新や設定変更の直後に発生しやすいため、状況を整理して一つずつ対応しましょう。

なぜこのエラーが起きるのか

NVD(2026年10月2日公表)によると、プラグイン「WPMobile.App – Android and iOS App Builder」において、不正なアクセスによる権限の回避が可能となる脆弱性が見つかっています。これを受けてプラグインの更新が行われましたが、環境によっては更新後の処理でエラーが発生し、画面が真っ白になることがあります。

エラーが出てしまったときの戻し方

まずはサイトの表示を元に戻すことが先決です。作業前には必ずサーバー上のデータのバックアップを取ってください。その上で、以下の手順で原因となっているプラグインを停止させます。

  1. FTPソフト「FileZilla」を起動します。
  2. 「ファイル」から「サイトマネージャー」を開き、ホスト名、ユーザ名、パスワードを入力してサーバーに接続します。さくらのレンタルサーバなどをご利用の場合は、接続設定の暗号化や転送モードを各社のマニュアルに従って指定してください。
  3. 右側のサーバー側画面で「wp-content」フォルダを開き、さらにその中の「plugins」フォルダを開きます。
  4. WPMobile.Appのプラグインフォルダ(識別名: wpappninja)を探し、右クリックして「名前の変更」を選択し、フォルダ名(例: wpappninja-old)を変えます。これでプラグインが強制的に停止し、サイトが再び表示されるようになります。

もしPHPを更新した直後にこの問題が起きた場合は、一時的に元のPHPバージョンへ戻すことも有効です。また、サーバーのエラーログを確認することで、どのファイルが原因で止まっているのかを特定できます。

更新前に確認しておくべきこと

WPMobile.Appは、WordPressサイトをAndroidやiOSのモバイルアプリに変換するプラグインです。WordPress.orgのプラグインページによると、最新版は「11.87」です。更新前には以下の点を公式サイトで確認してください。

  • 動作環境:WordPress 3.7.0以上、PHP 5.6以上が必要です。
  • 更新履歴の要点:バージョン11.87では、セキュリティの修正が行われています。公式の更新履歴には「Security: Broken Access Control」や「Do not send as push the “retrieve pass by mail”」といった内容が記載されています。

更新したあとに確かめる機能

無事にサイトが表示されたら、WPMobile.Appが正しく機能しているか確認します。特に以下の点に注意してください。

  • 管理画面の「WPMobile.App」設定メニューを開き、アプリ名やアイコンの表示が正常か確認する。
  • プッシュ通知機能が正しく動作するか、テスト送信を行って確認する。
  • アプリのプレビュー機能や連携設定が、更新前と同様に使用できるかを確認してください。

もし詳細な設定や動作状況について不明な点がある場合は、WordPress.orgの公式ページや配布元が提供する最新情報を必ず確認してください。

出典・参考

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